ピエールくんは 夜寝るとき 真っ暗なのが怖かった・・不安だった
そして 夢の中に現れたのは 凶暴なオオカミに追いかけられている・・・・ とっても怖い オオカミが食べようとして迫ってくるんです
ママに 楽しいこと考えなさいとアドバイスされましたが・・・
パパに話すと、「黒だって色だし きれいな色でもあるんだよ」
黒と白の色も他の色と同じように 画家は本物の色として 作品を作り上げたんだよ
ピエールは日常のいろんな体験 おじいちゃんからのアドバイスもあって カラスが黒ばかりでなく 紺色に見えたりすることに気づく (こういう目が大切ですね)
そして、パパは ピエール・スーラージュの作品展を見に美術館へ連れて行ってくれました
ピエール・スーラージュの作品を 近づいて見ると・・・・・
黒い絵の中に・・・・ たくさんの色が見えたのです
光の反射で色の見方が変わり 新しい色になるんだと教えてくれました
パパは なかなか センスのある人ですね
こんなふうに 子どもに 教えてあがれるのは 素晴らしい
(大人のこうした 子どもへのアドバイスがいいですね)
おかげで ピエールくんは幸せな気分になれて
「ぼくも そのうち有名な画家になって、ぜんぶの色を 音楽のように ひびかせてみたい」 こんなステキな夢を持つようになったんです
作者のメッセージ 訳者の後書きは 学ぶことができます
これは 大人が読んで 子どもたちに 伝えてあげるものでしょうね!