シロクマの母子の姿がいきいきと描かれています。
色づかいもとても美しいです。
「ぼく、ママみたいにおおきくなりたいな」というちびくまくん。
でも「ぼく、まだちっちゃいままでいたいな」と甘える一面も。
おかあさんも、「ゆっくりゆっくりおおきくなってね」と言います。
大きくなりたいけどまだまだ甘えたい・・・そんな気持ちが伝わってきます。おかあさんの方もちびくまくんにまだまだ小さい子どもでいてほしいなっていう気持ちがあるのだと思います。
娘と私の姿と重なりました。
娘も、読み終えるといつも以上に私に甘えてきました。
こんな貴重な時間を大切にしたい・・・そう思えた一冊です。
親から離れて外の世界を知り始める3〜5歳くらいの微妙な年頃のお子さんに、ぜひおかあさんが読んであげてほしい本です。