ほのぼのとして温かい気持ちになれる素敵な絵本でした。あなぐまさんは、常にだれかのことを思いやることができるやさしさを持っています。それが、この物語の中のあなぐまさんの行動や言葉のいたるところに現れていて、こういう風に生きていけたらなという想いを抱きました。
あなぐまさんは、ルルと出会って一緒に山を登るようになりますが、常にルルの気持ちを尊重して無理強いすることもなく、ただそばで温かく見守りつつ一緒に山を登っている姿に、なんだかとても学ぶところが多かったです。私も親として、こういうふうに子どもを育てていけたらいいのになと感じました。
一度読んで満足じゃなく、何かのたびにふと読みたくなるような絵本ですね。