身近なカエルの進化の過程を、味のある素敵な色遣いの絵とともに学ぶことができます。
何度も何度もピンチに遭遇しながら、生き残っていく術を身に着けていく様が、手に取るようにわかりました。はらはらどきどきしながら読めて、子どもたちも大喜びです。おっとあぶない、おっとあぶないと声をあげて、ページをめくっていました。
そして悪戦苦闘を乗り越えた末の、ピンチによって強くなるという言葉が、じんと胸を打ちます。説得力があり、強いメッセージを与えてくれます。
子どもたちが大好きなカエルを通して、いったい人間はどのように進化してきたのか、これからどのように生きていくべきなのか、想像の羽を膨らませてくれる絵本です。