「幸せの絵本」で紹介されていて、ぜひ読んでみたいなと手にとった絵本です。
今までこの作者、「メイシーちゃん」シリーズが、あまりに有名でキャラクター化していて、何となく避けてしまっていたのですが、読んでみるとすごく明るくてかわいくて楽しい絵本で、読まず嫌いはいけないなあ、と反省させられます。
長男がお兄ちゃんになった時、長女がお姉ちゃんになった時をなつかしく思い出すと同時に、私自身が三人姉妹の長女だったので、母が書いた自作童話{しのちゃんの家出」(だったっけかな?!)を思い出し、キューンとなってしまいました。
この絵本がいいのは、弟ができてみんなにかまってもらえなくなり、寂しいザザの気持ち、弟と遊んでみたらすごくかわいくて、お兄ちゃんになった誇らしいザザの気持ち、そして弟が寝てからだっこしてもらい、大好きな絵本を読んでもらう、うれしいザザの気持ち、3つを同時に味わえることだと思います。