『STEPPING STONES』が原題。
シリア生まれで、在住のニザール・アリー・バドルさんの石アートに感銘を受けた作者による作品。
『図書館ラクダがやってくる』など、子どもたちへの思いがあふれています。
シリアの少女ラーマーが主人公。
弟や両親、祖父との平和な暮らしが、戦争で一変する様子を描きます。
ひたすら歩き、ボートでの危険な逃避行。
やっとの思いでたどり着いた新天地での喜び。
石を並べただけのアートに、物語が立ち上ります。
撮影が済めば、解体され、石に帰るという、存在感。
小学生くらいから、平和学習に。