鉄道に詳しくはありませんが、東京から長崎まで走るブルートレインの存在は耳にしたことがありました。列車をモチーフにした絵本は数多くありますがこちらはちょうどいい文章量で時間経過とともに移り変わる景色や乗客たちの様子が分かりやすく描かれていて最後まで飽きることなく読むことができました。
19時間の列車の旅。今はこれほど長い移動時間をのんびりと楽しむ時代ではなくなりましたが、「さくら」号は2005年に廃止されたということを知り、それほど大昔の出来事ではないのだなと驚きました。
こちらの絵本はブルートレイン全盛期の時代の空気感や人々が豊かに過ごす様子がリアルに感じられます。鉄道ファンでなくてもおススメの一冊です。