感想を書くにあたり、先の皆さんの感想を読んでみましたところ、パタチイさんの感想が妙に印象に残りました。
そうですよね。その「しまった!」という気持ち、よくわかります。
この本は、自分にだけ兄弟がいなくて、つまらない、うさぎのスマッジに、最後には弟妹ができました、めでたし、めでたしという内容です。
「春まで待って起こる素敵なこと」は、弟や妹が生まれることだったのです。
確かに温かいし、良かったねと思えるお話なのですが、個人的には、兄弟がいなくたっていいんじゃない?とちょっとひねくれた感想を持ってしまいました。
だって、世の中に一人っ子っていっぱいいますし、「兄弟はいないけど、他に楽しいことはいっぱいあるよね!」というのを描いてもらった方が嬉しいような気がします。
やはり、これは兄弟が欲しいなぁと思っている一人っ子ではなく、もうすぐお兄ちゃん、お姉ちゃんになるお子さんに読むのが一番適している本ではないかしらと思ってしまいました。