最近お気に入りのドン・フリーマンの1961年の作品です。
このアメリカ西海岸の風景って、本当に映画とかTVでみた1960年代そのままのアメリカという感じで、幼少がその頃だったので、懐かしく読ませて頂きました。
毎年、海にキャンプにやって来るターチャンですが、ペリカンと友情を育んでいます。
今年は、新しい長靴の片方を無くしてしまうのですが、それをペリカンが探してきてくれるのです。
映画とかでもペリカンって、大きいだけではなくて人間の話がわかるような設定があるので、この話って実話なのかと思えました。
お礼に魚をペリカンにあげるシーンなんて、友情の証のようでジーンとさせられます。
全体的に絵が暗いのですが、それが西海岸の人気のない海岸にとてもマッチしていると思います。
絵に対して、子供は評価していませんでしたが、物語については満足だったようです。
動物との友情を描いた絵本として傑作だと思います。