ふくろうのフクちゃん。
みんなのへいわを守るため 今日も森をパトロール。
「わるいやつはゆるさないぜ!」という
カッコイイセリフが決まった時
うさぎのお姉ちゃんがひょいっと現われて
「きゃーーーフクちゃん!!いつみてもかっわいい♪」
と言ったかとおもうと ぎゅーっと抱っこ。
フクちゃんは怒った!「おれ かわいくなんかないぜ!」
きつねのおっちゃん、リスおばちゃん・・・と次々に
現われては「ふわふわでかわいい」とか「あかちゃんみたいなお目目でかわいい」とか言われてフクちゃんはまたまたぎゅーっと抱っこされます。
フクちゃん、終いにはキレちゃいます。
3〜5歳くらいの子供の心理をうまく表現した絵本ではないでしょうか。
このくらいの月齢になると“男の子”“女の子”の自覚が芽生えてきて
男の子は“かわいい”と言われるのを嫌がり“かっこいい”と言われたいし
女の子も男の子ほどじゃないけども“かわいい”よりも
“すてき”とか“きれい”と言われる方が喜んだり。
まぁー結構難しい年頃なんですかね。
母「かっこいいね」
子「かっこよくない!」
母「じゃあ かっこよくないね」
子「かっこいいったら!」
・・・みたいな感じで言われたことと反対のことを言ったり、
あまのじゃくなところもありますよね。
そうそう!って手を叩きたくなるくらい共感しちゃう絵本です。
娘もフクちゃんがキレて地団駄踏んでるところで爆笑です。
「もう!フクちゃんたら!」なんてネーサン風吹かせてますが
私から言えば フクちゃんは“あなたにソックリ”なんですけど・笑
すごく背伸びしたいお年頃なフクちゃんの表情が面白い1冊です。
そしてフクちゃんのお母さんの接し方も大らかで優しいな〜〜と思います^^