表紙のきれいな水色、黄色いお花、うれしそうな表情の男の子をみて、これはきっと、心温まるお話だと確信しました。
ペレの新しい服とは、ペレのまわりにいる人々のやさしさと、ペレの努力と思いやり、そして、ペレの飼っている羊なしには、完成されなかった、すてきなすてきな服です。
この服をつくるのにたずさわったたくさんの人々をうらやましく思い、何よりもそんな温かさをたっぷりふくんだ服を着ることができるペレに、あこがれてしまいました。
羊の毛が、どのような工程を経て服になるのかを知ることができますし、ペレやまわりの人々の思いやりがストレートに伝わってくるので、親も子も優しい気持ちになれました。
いい本だと思います。