『幸せの絵本』の中にこの絵本は載ってないのですが、金柿パパおすすめの『アンナの赤いオーバー』(残念ながらこれもまだ読んだことないんです。)の、ムースさんの感想を読んでぜひ読みたいと借りてきた絵本です。
ロングセラーになっていて、題名も聞いたことがあるのに、今まで手にしてみなかったのが残念です。(大好きな水色の表紙なのに、どうして気づかなかったのだろう?!)
まず、絵が美しいです。のどかな田園風景と働く人々の表情、実にいいですね。
そして、ひとつの物(あたらしいふく)を作り上げるのに、どんなに手間ひまがかかっているのか、何でもお金さえ出せば手に入ると考えがちの、現代っ子たちにもぜひ伝えたいことですよね。
自分のふくを自分で手に入れるために、ペレ少年がしたことは?
例え裕福ではなく、大変な暮らしぶりだったとしても、ラストのペレの誇らしげな顔は、しあわせその物です。
子供たちと、語り合いながら読みたい絵本です。