バムとケロシリーズは、娘達が特にお気に入りのシリーズ絵本で、なぜかいつも本屋に行くと「これがいい」と指名してきます。
私自身はそんなに肩入れしていなかった絵本でしたが、でも、あるときから考えはかわりました。
おじいちゃんが遊びにきて、自作飛行機の作り方と材料を送ってきます。その飛行機を作るところが何とも愛らしい。まず、お茶を飲んでおやつにして、、とそんな細かい描写まで!と思わず絵にツッコミたくなるような表現です。
その後も作った飛行機でおじいちゃんに会いにいく途中が、奇想天外。しかも、子供ならきっとそういうふうに、おじいちゃんの言いつけを守らず、やっぱりやってしまうのよね、というシーンが続きます。大人の言うことってやっぱり先回りすぎるのよね、と読みながら私は反省。
バムとケロはその絵のかわいさではまっている方が多いと思います。もちろん私もその一人です。でも、この本は作ることのたのしさ、子供自身の冒険心、おじいちゃんに会いにいくという優しさ、などなど結構奥が深いと思います。