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バムとケロのそらのたび」 ジュンイチさんの声

バムとケロのそらのたび 作:島田 ゆか
出版社:文溪堂 文溪堂の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:1995年10月
ISBN:9784894230927
評価スコア 4.82
評価ランキング 211
みんなの声 総数 319
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  • 楽しくて仕方のない絵本

    • ジュンイチさん
    • 40代
    • パパ
    • 東京都
    • 男の子12歳、男の子6歳

    Ehon Naviに出会う前に、息子達と親子ともどもはまっていた作品の一つが、「バムとケロ」シリーズ。
    子供だけでなく、私も絵本にはまるきっかけになったシリーズと言っても過言ではありません。
    全部読破したのですが、投稿していない作品ばかりなので、再度読むことにしました。

    今回の作品は、1995年初版のシリーズ第ニ弾。
    おじいちゃんから、山のような小包が届くシーンから始まります。
    中身はなんと、組立て式飛行機。
    手紙には、これに乗って、大事な本を持って、80歳の誕生日に遊びにおいでとのこと。
    その大事な本とは、「バムとケロのにちようび」に出てきた「ふしぎな ひこうきじいさん」
    組立て式飛行機という発想が最高です。
    バムとケロは頑張って飛行機を組み立てるのですが、ケロはやはり遊んでばかり。
    それから飛行機に乗っての冒険を開始しますが、たまねぎ山脈、リンゴ山、かぼちゃ火山、おおうみへび、岩のトンネルなどの楽しい展開が盛り沢山。
    こんな発想、テイストを持ち合わせる日本の絵本作家って、なかなかいないと思います。
    エンディングのほのぼの感も良く、シリーズ最高傑作と言われるのも頷ける出来栄えだと思います。

    絵は言うに及ばずストーリー展開も抜群。
    このシリーズの一番の魅力は、島田ゆかさんの描くキャラクターとその空間にあると思います。
    その絵に描かれた隠れキャラを探すのは、親子ともども楽しい行為で、おそらく何度読んでも新しい発見があるはず。
    今回見つけたのは、赤い飛行機。
    バムとケロの後をくっついて飛んでいたのです。
    さて、誰が操縦していたのかというところですが、最後のページにいるモグラではないかと睨んでいます。

    そんな楽しみもありますが、この領域は、子供達の方が気付くもの。
    あの本に登場した〇〇がここにいるなんてのは、日常茶飯事で、良く気が付くものだと感心することしきりでしょう。

    それこそ何度読んでも決して飽きることのない絵本ですが、第一弾から読まれることをオススメします。

    投稿日:2011/03/26

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