私、数学大好きです!!
はじまりは、父が小学生の時に買ってくれた「数学辞典」
あらゆる解き方が網羅されたその辞典のとりこになって
数学が得意になりました。
なので、この本の「女だてらに数学」する主人公が
どこがきっかけで数学が好きになったのかに
とても興味を持ちました。
残念ながら、
ただ子供の時から好きだったという描写があるのみで
そのあたりはあいまいです。
でも、時代背景が・・
女に参政権はなく、学校にも行けない・・。
おうちで裁縫でもやってろ的な世の中。
そんな中でも「数学が好き」という気持ちを維持し続けることがどれだけ大変だったか・・。
この本は、そこに重点が置かれています。
最終的には、数学者として功績が残るまでになった主人公。
結婚も出産もせず、55歳で乳がんでなくなったと
あとがきに書いてありました。
こういう生き方もすてき。
だけど、数学を優先したら、この生き方しかできなかったのかも・・。
いろいろ考えさせられます・・。