再話ではなく小泉八雲作となっていたのと、伊勢英子さんの絵で読んでみました。
というものの、返却期限が迫っていくら誘っても「恐そうでイヤ」と読ませてくれず、とうとう一人で読もうとしていたところを音読してくれと言われて……のことでした。
そりゃもう熱読しましたとも(意地悪な母)
時々ムギューッと腕にしがみついたりしながら、雪女に魅了された様子。無言で聞き入っていました。
6歳には難しい言葉が多々あり、補足もしましたが、ここで説明したら雰囲気が壊れる!というところでは素通り。
絵から読み取れればいいのですが、ぼんやり描かれているので少し難しかったかもしれません。
雪女が結局男を殺せなかった心情もわからなかったようです。
それでも読後の補足で理解したようですし、「どうしよう、最後に読んでもらうんじゃなかった(恐い)」と寝付けずにいたり、冬の夜の読み聞かせを堪能しました。
賢治や南吉の話は絵本で多数出版されていますが、八雲なんかも子供へのお話に良いですね。楽しかったです。
ある程度言葉がわかる者にしたら、想像を邪魔しないこの挿絵は秀逸だと思います。妖しいほどに綺麗な、遠い世界が表現されていると思います。