この絵本の中の絵を見ていると、なんだか懐かしい日本の田舎の風景を見ているようです。l
冬を向かえる前に、家の前で大根を洗ったり、煙突をなおしていたり・・・
この絵を見ているだけで、なんだかあったかな、そして懐かしい気持ちがこみ上げてきました。
お話もすごく神秘的で素敵です。
雪を向かえるために、村じゅうの子どもたちが
『おうゆき こうゆき こうこう』といいながら、
ねりあるきます。
そうして、最後には村じゅうの子どもも大人も、集まって雪をむかえるのですが、そのシーンがとっても幻想的で素敵なんです。
都会から引越ししてきたななちゃんという女の子の微妙な心の変化も見逃せないとっても素敵な絵本。
ちょっと季節はずれてしまっていますが、秋から冬にかけて読んでほしい、冬なのにあったかな気持ちになる絵本です。