主人公の野良猫は、野良猫なので誰からも名前をつけてもらえません。
街に住むネコたちは飼い主から名前をもらっています。
羨ましく思う野良猫は、自分の名前を探しに行きますが、本当に欲しかったものは名前ではなく、自分を愛してくれる誰かだったというステキなお話です。
私も息子に名前をつけるとき、願いをこめて名付けました。
私の母も、私と同じように、名前をつけてくれました。
野良猫が名前を羨ましく思ったのは、その名前をつけてくれた大切な家族の存在を感じたからなのかなと思います。
じんわりと心が温まる本だなと思いました。