「世界を変えた50人の女性科学者たち」に続く、同じコンセプトでアスリートに注目した本。登山家の田部井淳子さんや、柔道家の福田敬子さんといった日本人のアスリートもしっかり取り上げられています。「おわりに」に、「女性たちはスポーツの分野において自分たちに価値があると証明するために、より高く跳び、より速く走り、より激しく闘わなければなりませんでした」とあります。多くのパイオニアに敬服、そしてその方たちにスポットを当ててこの本を作った作者・出版社にも感謝です。テーマゆえ、このアスリートのパイオニアの方たちの多くはまだ若く現役選手です。これからの活躍をこの視点で楽しみに見たいと思います。ぜひみなさんに読んでほしい本。