子どもっていうのは、おかたづけの好きな子はいない(大人だってそうですが)ものですが、ゲルランゲは、そんな子どもの中でもかなりの強情者で、ぜったいにお掃除はしたくないと言って、家を追い出されてしまう。そして、オオカミに食べられそうになるんだけど...この後の展開は、あまり思いつかないような展開です。
だって、掃除ひとつ出来ないようなやつを食べる気にはならないとオオカミはいい、じゃぁ、ゲルランゲにお掃除を覚えさせるにはどうしたらいいのか?ということで、みんなが右往左往するんです。
ここまで自分を曲げれなかったら、それはそれでたいしたやつ、ということになるんでしょうか。こんなに奮闘したオオカミが、最後やられてしまうのはなんだかかわいそうなところもあったけど...
結果としえ「そんなに意地をはってると大変なことになるよ。」ということにはならないところが、筋金入りです。