秋野不矩さんの絵の美しさに思わず借りてきてしまいました。
平安朝を思わせる色使いやその時代の風景など
昔話の世界観を壊さない美しい絵に思わず引き込まれます。
かぐやひめも色々な絵本が出ていますが、
これは原文に近い形でわかりやすく訳されています。
「今は昔、竹取の翁といふ者ありけり。野山にまじりて…」
を学生時代暗記した覚えがありましたが、
本当のその文章の一文とこのお話が重なりながら
物語が展開していくことに感動しました。
難しい言葉も出てきますが、
物語の大筋はわかるようで、息子もじっと聞いていました。
訳されていても、日本語の美しさを感じさせてくれる文章が
聞いていて心地よいのかもしれません。
大人にも触れてほしい1冊です。