『こねこのぴっち』のハンス・フィッシャーの絵です。
絵の感じはとても良く、外国のお話らしさがプンプンしています。
他の動物たちから、犬は“かみつきやくん”、猫は“ひげふきばあさん”、雄鶏は“あかあたまくん”、ろばは“あしげくん”と呼びかけられていて、そんなところも楽しく感じます。
この本を読んだ友人達からは、「ご馳走の絵がもっと豪華だったらいいのに〜」という声が出ていました。
今回初めて気がついたのですが、このお話、しきりに“四にんのおんがくかたちは”という表現が出てきますし、いろいろなページに楽器が描かれてもいるのですが、動物たちが実際に音楽をやっているという場面はないのです。
結局音楽家を目指してブレーメンに向かいましたが、途中で別の幸せを見つけたのですね。
それはそれで“めでたし、めでたし”なんですけれど。