月の光を浴びてピカピカ光っているクワガタに憧れ、むしたちも真似していると、この月は俺のもの!とクワガタに追い払われてしまいました。
カッコイイ!と憧れて真似てみたのに、ダメって言われた。オモチャで遊んでいたら、それは僕のだから!と取られた。
この本は、日常よくある子どもの世界を、虫の世界に変えて伝えてくれます。
一人で遊ぶのも楽しいけれど、悲しいときは寄り添ってくれる誰かが傍に居てほしい。色んな思いをしたり色んな気持ちになるけれど、そんな気持ち全部ひっくるめて、皆で遊べばもっと楽しい!
そんなことを感じさせてくれる絵本です。
2歳の息子は、「おつきさまは、みんなのものだよね〜。」と言っていました。2歳でも、そこに気づいたか!と、思わず我が子に感心。
君は保育園でよくオモチャを取られているものね。クワガタではなく、虫たち側だな、とクスリとしてしまいました。
きっとどの年齢の子でも、自分の日常とリンクさせ、何かしらを感じとれる絵本だと思います。