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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

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ねむりひめ」 レイラさんの声

ねむりひめ 作:グリム童話
絵:フェリクス・ホフマン
訳:瀬田 貞二
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1963年10月
ISBN:9784834000146
評価スコア 4.63
評価ランキング 3,535
みんなの声 総数 31
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  • 絵が語る物語

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    有名なグリム童話ですが、
    絵本化した中で丁寧な絵として是非おすすめします。
    国王夫妻に待望の娘が生まれたのですが、
    祝宴に招けなかった占い師の恨みを買い、
    15になった娘は100年の眠りへ。
    この絵本については『絵本のよろこび』(松居直:著 NHK出版)に
    詳しく解説してあって、それに惹かれて手に取りました。
    注目は、ホフマンさんの絵が語る物語。
    文章と共鳴しながら、読者をお話の中に誘うさまざまな技巧が駆使されています。
    姫に寄り添うような猫の仕草がその状況を語ります。
    余白の使い方、あるいは全面が細密なリトグラフ版画など、
    見所はたくさんあります。
    何といっても注目は料理番に小突かれていた小僧の帽子。
    眠った直後にはかぶっていたのに、
    100年後王子がやってきた時には茨に引っかかっているのです。
    これは松居さんが気になってホフマンさんに尋ねたところ、
    予想通り、ただ一つだけ眠らずに生きていた100年間の茨の成長を表現されていたとのこと。
    細部を味わえる上質の絵本だと思います。

    投稿日:2006/04/04

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