落ちていく木の葉に思わず木を心配するファーディ。
これは私がどこかへ置いてきた感性です。
一度目に一人で読んだときは、こんなこと思うわけないじゃん、甘ったるい話だと思いました。
でもなんとなく心に残って二度目に一人で読んだら、動物以外のものと話していた自分を思い出したのです。
子どもって、本気でこんなことを思うんですよね。そうでしたね。
三度目は娘と読みました。
一生懸命聞いていた娘は、最後の意味がわからず単純に絵の技巧に感動していましたが、それまではハラハラしていた様子。
何度も何度も読みたい、読めば読むほどじんわり沁みてくる良い話です。
落葉も終盤、霜がおりる朝が出てきた頃にいかがでしょうか。季節のなかへ誘われること間違いなしですよ〜。