物語は、ロバのシルベスターが、まほうの小石を見つけたことから始まります。
その小石、手に持って願いを言うと、それがかなうのです。
うきうき、気分で家路を急ぐシルベスターの前に、腹をすかせたライオンが現れます。
焦ったシルベスター何を思ったのか「岩になりたい」と願ってしまうのです。
再び小石を手に持つことができないシルベスター。
もう、このあたりは、どうなることやらドキドキしてしまいます。
そして、いなくなったシルベスターを探す両親。
これは、親として身につまされ、他人事(ロバ事)とは、思えなくなります。
どうやって、シルベスターが助かるのか?
絵本で確認してみてください。
困難にであっても希望を持つことができます。
子どもたちに出会って欲しい絵本です。
2006年に新版となり、原書通りの色合いとサイズになりました。
その色の美しいこと、物語の感動に拍車をかけています。