岩になってしまったシルベスターの近くで、
「かわいいシルベスターが生きていて、近くにいるような
気がするんです」とむなさわぎをおぼえた、シルベスターの
おかあさん。
シルベスターが元通り、ロバに戻ることができたのも、この
おかあさんの気持ちがあってこそだと思います。
これが、きっと「絆」というものなのだろうなあって思います。
もし、娘が・・どこかに消えてしまったとしたら・・
悲しくて寂しくてやっぱりずううっとさがしまわると思うの
ですが、シルベスターのおかあさんみたいに、「ここぞ!」と
いうところで娘を感じることができるかしら?
ぼんやりしていないで、むくむくとむなさわぎをおぼえる
ことのできる、そんなおかあさんでありたいなあと思います。
娘も石が好きだから、いつどこで赤いまほうの石を拾うとも
限りませんからね(でも、この絵本を読んで娘もわかった
だろうから、無事に岩になどならずに家に帰ってきてくれるかな?)