小学校低学年向けの児童書です。
山下さんの親しみやすい文章に、長谷川さんのユーモラスな挿絵でスーっと、物語の中に入っていけます。
今度はどんなお話だろうかと、表紙を見ただけでワクワクしてしまいました。
読んでいると、熱心に勉強しているたぬきたちが目の前にいるような錯覚が起きてきました。
少しむかし(昭和の時代)に起きた出来事を広島県にあった「のぼり町小学校」を舞台に描いてくれています。
重たい話ではないので、これからの子どもたちが
戦争のこと、広島のこと、原爆のことを考えるきっかけになるといいかなと、思いました。
この本を手にしたら、裏表紙の葉っぱの手紙まで読んでくださいね。
パズルみたいで楽しい手紙です。