いつでもどこでも一緒の分身のような犬が亡くなって、フォックスさんは荒れました。
友だちに会うのをやめました。
お気に入りの庭を、おどろおどろしい庭にしました。
この絵本を読んでいて心配になるくらいに、彼は荒れました。
それでも、希望の芽は気づかない間に芽生えていたようです。
幸か不幸か私にはあまり経験がないけれど、最愛のものを亡くした悲しみは、なかなか癒えることがないのでしょう。
それでも一日一日を過ごしていくうちに心が落ち着いて、希望の芽に触れるときが来るのですね。
絵本の最後が、おしゃれです。
こういう終わり方も、良いですね。