小学館あーとぶっくN。
副題の富士山に惹かれて手に取りました。
葛飾北斎の富士山の絵を中心に構成した作品。
なんと、龍神さまがナビゲート。
富士のお山はどこにおる?、という視点が素晴らしいと思います。
富士山を探しながら、そこに描かれた人々の様子などにも目が行きますね。
古風な絵と思いがちですが、そこに描かれた営みの、なんと豊かなこと。
巻末の解説にありますが、
波頭の表現は、写真も動画もない時代にも関わらず、正確なのだとか。
すごい!!!
五感に訴えるような画力に、改めて名画の力を感じます。
かわいい、という評価も新鮮でした。
何より、今一度、富士山の存在感を体感させてくれます。
小学生くらいから、ぜひ、その世界を体感してほしいです。
日本人ですからね。