内田麟太郎さんらしいナンセンス感がたまりませんでした。
まずゴリラ、そしてワニ、ダチョウ、ゾウが登場します。
ワニとダチョウは卵を産む生き物ですが、ゾウは産みませんよね。
そのあたりのところも、物語の登場する動物たちのやり取りが面白いです。
北村裕花さんの描く、動物たちの表情がとてもいいです。
特にそれぞれの動物の目に注目してほしいですね。
ちゃんと動物たちの特徴のある目のままいろんな表現をしてくれているんです。
見返しの部分に描かれているだまし絵みたいな模様も、物語を引きたててくれている気がしました。
テキストは短いのですが、このナンセンス感がわからないと楽しくないので、小学校低学年以上のお子さんたちにお薦めします。