韓国の有名な昔話だそうです。
ほどよい繰り返しのリズムと、絵の迫力、効果的なアングルが素敵です。
「アイゴー!」という、韓国独特の感嘆語が雰囲気を盛り上げてくれます。
夜、牛を食べようと民家にやってきたトラは、家の中の赤ん坊と母親の会話を耳にします。
赤ん坊を泣き止ませるのに、オオカミやクマ等がやってくると脅かしても
効果がないのに、干し柿でぴたりと泣き止むのです。
すっかり勘違いしたトラの慌てぶりが愉快です。
日本にもある「ふるやのもり」とよく似ていますね。
身近にトラがいる、というのもびっくりですね。
子どもたちには干し柿は少し馴染みがないかな、と少し解説しましたが、
ここの小学校では高学年が秋に干し柿を作るのが風物詩ですし、
その時に思い出してもらえたら、と思います。