この絵本に大型版が出たこと、皆さんご存知でしょうか?
私は何げなく入った本屋で見つけ、「わぁ!」と思わず声をあげてしまいました。
以前から買いたいと思っていたのですが、本のサイズが小さかったため、躊躇していたのです。嬉しくて、即購入しました。
小さいぼくは毎日のようにおじいちゃんと散歩をしていました。新しい出会いや驚きがある一方で、大きくなるにつれて、悲しいこと、困ったことにもぼくは直面します。でも、その度におじいちゃんの「だいじょうぶ、だいじょうぶ」という言葉に励まされ、前へ進んでいく勇気をもらいます。ひとつひとつの壁にぶつかるたびに、おじいちゃんの言葉に支えられ、ぼくの心はは少しづつ成長していくのです。
こんな風に自分のことを力づけ、見守り続ける存在がいることは、子供にとってどんなに安心感を与えることでしょう。
そして、大きくなったぼくは、今度はおじいちゃんのために、この言葉を伝えます。「だいじょうぶ、だいじょうぶ」
人は誰かに支えられると同時に別の誰かを支えていること、人は人と人とのつながりなしには、生きていくことができない、ということをこの絵本は教えてくれます。わかりやすい言葉で、短い文章で。
大人になってからこそ、心に響く絵本という皆さんの意見に同感ですが、せっかくの大型絵本です。あえて子供達にもこの絵本を読んであげたいな、と心から思います。この絵本に盛り込まれているメッセージを、すべて感じることはできなくても、きっと何か心に残るものがあると思います。
これから先もずっと、私と娘達にとってこの絵本は宝物になることでしょう。