小学校1年生の時、担任の先生がクラスのみんなに読み聞かせてくれた作品。成人後、図書館で探したりしても見つからず、絶版になってしまったんだと諦めていました。
復刊されたという情報を知り 早速購入!
グラボーが住んでいた町はずれの原っぱに、人間たちの開発が入り、グラボーは危険な目にあいながら新天地をめざします。
こどものころには この絵本の持つメッセージがわからずに、ただ、危険を乗り越えてあたらしい住処をみつけたグラボーの「なんてきもちがいいんだろう」という言葉が印象にのこっていたのですが、大人になった今読むと、人間の勝手な自然破壊への畏怖などのメッセージが読み取れます。
当時この本を選んで読んでくださった先生の選書センスに、あらためて深いものを感じました。
やはり5.6歳〜小学生くらいにお薦めします。