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あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

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たまごにいちゃん」 ルートビアさんの声

たまごにいちゃん 作・絵:あきやま ただし
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2001年09月
ISBN:9784790250708
評価スコア 4.72
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  • カラ

    たまごのカラをやぶらない、たまごにいちゃん。
    お母さんが「はやくおおきくなるといいわね」といっても、
    「いいえ。ぼくはこれでいいんですよ、おかあさん」とつれない返事。
    だって、たまごのままでいれば、
    いつでもおかあさんにあたためてもらえるから…

    うちの息子は、ちょっと甘えん坊なのですが、このたまごにいちゃんと、ちょうど私の中で、かぶります。
    一丁前に偉そうな理屈をこね、「おれはね」「おれはね」とお兄さんぶっていても、
    夜になれば、お母さんと一緒じゃなきゃ寝られない、と甘えてくる、泣き虫のわが息子。
    でも、早くしっかりして欲しい一方で、まだまだ小さな私の赤ちゃん、などと考えている自分もいるのです。

    小さな自分を楽しむたまごにいちゃん。
    でもいくら望んでも、大きくならないわけにはいきません。
    石にぶつかって、カラがくしゃ、というシーンでは、
    ちょっとせつなくなってしまいました。
    我が家のたまごにいちゃんは大笑いでしたが。

    最後のたまごにいちゃんのセリフ
    「うん、きみ わるくないよ」の一言が、効いています。
    せつなさの中に、ちょっぴり誇らしさが混じったマーブル模様の心が分かるような気がしました。

    …さて、うちの子供はいったい、いつカラが割れるんでしょうか?
    とりあえず、堪忍袋の尾を切らして、母自らが卵をガンガン叩かないように、気をつけねばなりませんね。

    投稿日:2006/09/12

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