言い換えと探究の絵本です。
他愛ない会話の中で立ち止まり、考えはじまる「なんだろう」。そして、さまざま概念の言い換えを試みる登場人物と、読む私たち。
こたえに近づくこともあれば、漠然とした課題におののくこともありますが、「なんだろう なんだろう」を考え紐解いていこうとする中で、だんだん分かってくるものがありました。 それは、自分。
そう、自分らしさは、「なんだろう」に溢れる自らの外側との真摯な対話にこそ見出だせるのものだったのです。
読んで終わりにしない、参加型の読み方で活きてくる作品だと言えます。
テーマにもよりますが、こどもから大人まで楽しめます。