これほどまでに長い年月、子供に愛されている昔話も少ないのではないでしょうか。
「おむすびころりん」の松谷みよ子さんバージョン、絵は長野ヒデ子さんです。
ある日、おじいさんが山で仕事をしているときおばあさんがお昼ご飯におむすびを持って行きますが、、、。
地下にあるねずみの国、テンポのいい言葉も魅力的ですが、この絵本のいいところはやはり挿絵でしょうか。
いかにも人の良さそうなおばあさんがねずみの歌を聴いて穴に入っていく場面、本当に楽しそうでわくわくしているんですね。読んでいてこちらも明るくなるような、人を引き込む力があります。
一方、となりのおじいさんとおばあさん。いかにも因業そうで個性的なお顔。
ラストにもオチがあって最後まで楽しめます。
おすすめします。