表紙に書かれている「BASKET MOON」が原文の題名なのでしょうか?
そうすると、「邦訳」というのは、直訳ではないんだな〜と、改めて感じました。
年頃の子どもだと、どうしても、理想とか、プライドとか一番熱く自分の中に沸き起こってくる時期なので、
それまでは立派な仕事だと思っていたのに、「他人にばかにされるような仕事をしている」を、感じてしまった時の、心の揺れは大変なものなんですね。
この絵本は、少年の目を通して資源の少ない山間で暮らす貧しい人たちを淡々と描いています。
なかなか味わいのあるお話です。
高学年以上から大人が読むと、しっとりと、伝わってくるものがあると思います。