さすがは谷川さん、さすがは元永さんというほかはない絵本ですね!
もののかたちや印象、手触りやイメージ。子供の頭の中には「まだうまい言葉がみつかってないもの」が、大人の思うよりももっともっとたくさんあると思うのです。そういうものをどうやって表現するのか、どんな擬音を使えば伝わるのか、ということを無意識のうちに教えてくれる絵本だと思います。
もとはなにもない地面から、「もこ」としかいいようのないものが出てきて、にょきっとしたものをたべてしまったり、できものみたいなものをこしらえたり...なんだか本当に絵本のなかで生きているように見えてきます。
娘はお友達に「この本ほんとにおもしろいんだよー」とわざわざ言っていました。