漫画家の萩尾望都さんが文章を書いた絵本です。
こみねゆらさんの愛らしい絵ととてもよくマッチして、愛らしい絵本が出来上がりました。
どこの国の話なのかわからない不思議な感じがあり、こびともおばけ(いわゆるオバケなのか、それとも名前がおばけなのかは不明)も普通に一緒くたに暮らしています。
こびとの王様の威張り具合と、トリッポンのとても真っ当な考え方が楽しいですね。
装丁もとても凝っているので、とても愛らしい本になっているのですが、絵本より、萩尾望都さん自身が漫画で作った方が、不思議さや愛らしさがもっと出たのではないかという気がします。