「ねずみくんのチョッキ」があまり好きではなかったのですが、この絵本はステキだなぁと思いました。
りんごが取れないねずみくん。
鳥やゾウさんたちがりんごを取っていくのを羨ましく見ています。
「ぼくも飛べたらなぁ」「長い鼻があればなぁ」と、他人を羨ましそうに思う気持ちは、誰でも共感できると思います。
途中、「りんごが欲しいなら、お願いしたらいいのに…まさかこのお話もかわいそうな感じなの!?」と思いましたが、最後にアシカくんが出てきて、一緒にりんごを取ることができます。
アシカくんがお願いしたわけでもないのに、枝まで飛ばしてくれたアシカくんの分のりんごを、ねずみくんが取ってあげるところが、優しくて心が癒やされました。