表紙が派手できれいだったので、手に取りました。
ロシアの作者による絵本です。
猫の親子がビスケットを焼いて、鉄板から取ろうとしたら、「あちちちっ!」。落っこちたビスケットたちは、どんどん逃げて自分達の暮らしを始めました・・・というお話。
絵と写真の中間みたいなちょっと不思議な絵が描かれています。
博物館の古いビスケットの型押し板を見て、作者が作ったお話だそうですが、本当にこのビスケットたちが、ちょっと奇妙な形だけど生き生きしているのです。
こういう伝統的な用具をモチーフにした物語なんて、その国ならではの味が出て、素敵です。
あまりビスケットたちが生き生きしているので、最後には、猫の親子までビスケットに!
でも、みんなビスケット王国での暮らしが楽しそうですよ。