この春家庭菜園を始めた我が家には、ドンぴしゃり!!子どもに読む前に私が夢中になってしまいました。
どのページにも野菜や果物、花々が生き生きと根っこの部分から描かれています。
主人公のぼくがおじいさんの青い手押し車に
がたごとばんたん がたごとばんたん
乗っていろいろな野菜を収穫していくお話です。後ろからついてくる赤いめんどりに
「みてみて めんどりさん ぼく こんなこともできるんだよ」
とぼくが誇らしげに言います。めんどりは最後にひとつとびっきりの卵をぼうやにうんで見せてくれます。
私はこの絵が何よりも気に入ってしまいました。どの植物も葉の形から実の微妙な色加減まで忠実で、子どもの読み物であるからという手抜きは全くない。まるで絵図鑑のようです。そして何より美しい。
なんとも嬉しかったのは読み終えて最後に、登場した植物についてカバーの返し部分に名前と、登場ページが書かれています。何て親切。これでより楽しむことが出来ました。
それにしても、おじいさんの農場はすごい。八百屋に並ぶもののほとんどが収穫できます。
図書館で借りてきた本ですが、絶対に手に入れたいと思いました。