口笛が吹けたら、と思っているピーター少年。
頑張ってみますがなかなかできないので、
ぐるぐる回ってみたり、お父さんの帽子をかぶってみたり・・・。
最後には吹けるようになるのですが、
それまでのピーターの行動が子どもらしくていいですね。
ピーターが口笛吹けるようになったことを家族も喜ぶ姿が
いいですね。
そんな家族に見守られているからこそ、
ほら、ちゃあんとおつかいにも嬉々としていくのですね。
コラージュ作品なので、ピーターの心情を散りばめたかのような
ポップな画面です。
訳者の木島始さんが来日したキーツさんと会った時ののエピソードが
ありました。
黒人のピーター少年がナチュラルに描写されているので、
てっきり作者も黒人かと思われていたそうです。
「よく間違われます。大変嬉しい誤解です。」というキーツさんの返答が
素敵に感じました。