としょかんにライオンが現れるという意外な設定で、はじめはどうなるのか予想がつきませんでした。
でも、なるほど!読み進めていくと強くてこわいライオンではなく、やさしいルールを守れるライオンだった、というところが面白いです。
よく子どもにはルールを守るように言っていますが、臨機応変に柔軟な考えも必要ですね。
ライオンと図書館員さんたちの心の波がいくつもこちらにも伝わってきて、としょかんの中の出来事だけれど心が大きく動かされました。
柔らかく静かな印象の絵も素敵です。
最後に館長さんがライオンにかけよる場面に、母子のような雰囲気を覚えました。
私の娘も気に入ったようで、うまく「メリウェザーさん」と言えないのですが、何度も声にだして読んでいます。