誰もが利用していい図書館に、ライオンがやってきます。入ってきたライオンを見てとまどった人たちも、優しくておとなしくて規則を守るライオンを、しだいしだいに受け入れていきます。
そしてライオンが欠かせない存在になったとき、ある事件が起きます。それを解決するためにライオンは一つの規則をやぶり、規則を破ったからと図書館に来なくなるわけですが、そのあとのみんなの反応がまぶしいのです。
特にライオンを受け入れなかったたった一人の図書館員の反応が、とても光ります。
規則は規則。だけど、大切な友だちを守るときには……なんです。