息子が図書館で検索して見つけた本です。ともだちやシリーズが好きで、最初読んだ時は、ナンセンスな話と思わなかったので、正直「えーッ」という感じでした。
腹ごなしに、ぶたじろうさんが庭でトランポリンに興じる姿が、「いち、にい」ぴょーん。と何度も繰り返されるので、リズム感があり楽しく感じました。人の迷惑かえりみず、昼から夕方までトランポリンをするのはすごい!
3つのエピソードがありますが、湖をひたすら目指して50日も旅をするのはやっぱりすごいな。型破りな不思議なキャラクターだから不思議な出来事に遭遇するのかしら?ぶたじろうさんの遭遇することは不思議だらけで、すべてにおいて常識外で突き抜けています。
この不思議な話に、不思議な絵を描くスズキコージは正にぴったり。文と絵が相乗効果で不思議さを盛り上げています。系統的には「うそつきのつき」に近いものがあると思いますので、「うそつきのつき」を読まれた方は、次にぶたじろうシリーズはいかかでしょうか。