ちょうど幼稚園に通いはじめたばかりの息子と一緒に読みましたが、まさに息子の一日を見ているようで、心がポカポカ温かくなりました。
この絵本は、男の子の1日を子どもの目でみた「イス」という視点から描かれており、いろんな「イス」がでてきます。幼稚園バスのウキウキするイス、教室での元気で楽しいイス、空高く気持ちいいブランコのイス、絵本をよむときのママのイス(おひざ)など、愛らしい絵とリズミカルな文で男の子の1日が温かいまなざしで楽しく描かれています。
最後に、お風呂でパパのイス(あぐら)にすわって100まで数えてでてきた男の子が、ポカポカになってホッとしている場面で、息子をひざに乗せて読んでいた私も、なんだかホッと幸せいっぱいの気持ちになりました。息子も、この絵本を読むと、最初はとなりに座っていても、必ずおひざのうえにすわってきて、ニッコリしています。