ねことりすとあひるがいろんなスープをつくります。種類のちがう三びきだから、味の好みもちがいます。かぼちゃがないからと別の材料でスープをつくれば、みんなそろって「おいしい!」といえるスープはなかなかつくれないものですね。意見をどうにかあわせようと、一生懸命つくる姿は、自然に「がんばって!」って応援したくなりました。
魚のスープやきのこのスープ、ビーツのスープなど、人間からみるととてもおいしそうなんですが、あひるの口にはどれもあわなくって。それで、むだになって捨てちゃうんですが、とってももったいなあっと残念に思いました。ほかの二ひきで飲んじゃえばよかったのになあと。
三びきのやることなすことを虫たちが観察していて、小さくコメントを入れているところがおもしろかったです。
それにしても、空腹になると、人間と同じく、あひるも短気になってすねちゃうんですね。あひるさんに同情しつつ、思わず笑ってしまいました。