桜の時期を過ぎ、寂しいなぁと感じていた頃に出会った絵本です。
桜の木は一年中同じ場所に立っています。通り過ぎる人々はそれぞれの自分たちの生活を送り、すたすた カツカツ タタタッ、のろのろ駅に向かっています。
風は冷たくても、毎日少しずつ日が延びて温かくなっていることを、桜の木はちゃんと知っています。
桜が咲き始め、鳥たちでにぎわう。いつもの光景が華やいでいく。「さくらがさくとなんだか ウキウキしてくる」そして夜桜。
今のご時世、桜まつりはできないけれども、この絵本を見ながら、また楽しめることを心待ちにしています。
日本の色って本当に素晴らしいと感じさせてくれる絵本です。
あたり一面ピンクのじゅうたん。数日経ち、「さくらのきはもうじゅんびをはじめている。」目の前のことに一喜一憂しがちの日々ですが、私も来年の春の準備をを少しずつでも進めていこうと励まされました。